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2007年8月17日 (金)

科学的根拠の考え方

世の中には、ガンの予防や治療に関わる多くの情報が溢れています。 しかし、それらの根拠を調べていくとあいまいなものだったり、科学的とは言えないデーターに基づくものであったりすることがよくあります。

信頼できる科学的根拠のないものを、わらにもすがる思いで掴んでも、効果がないどころか、酷い場合、害が出ることもあります。 そのような被害にあわないためにも、科学的根拠の有無をきちんと調べた情報を得ることが重要です。 

しかし、一口に科学的根拠といっても、その根拠となる科学研究には様々な種類があります。

 ・試験管の中にあるガン細胞に対する効果を調べたもの

 ・ネズミなどの動物にできたガンに対する効果を調べたもの

 ・実際に多くのヒトに投与して、長い年月をかけてその経過を調べたもの

このように、科学研究といっても、様々です。 

さらに、ヒトに対して行った研究の中にも、数人の人に対して行ったものと、年齢や体格、栄養状態等をマッチさせた比較対照をおいた上で数千人規模の人に対して行ったものでは、その信頼性の高さが全く変わってきます。

どのような方法でも、科学的に調査されたものは「科学データーに基づいた結果」と言うことができますが、その信頼性の度合いは全く違うと考える方が自然でしょう。 

「科学的根拠」の信頼性を評価するため、現在世界中で広く信頼されている基準があります。 オックスフォード大学EBM(エビデンス・ベースド・メディスン、『科学的根拠に基づいた医療』という意味です)センターが2001年に発表した「疫学・予防研究のエビデンスレベル」という基準があります。 これは、ある科学研究の研究方針がどのくらい信頼性が高い結果を生み出しているかどうかを判定するための基準です。

エビデンス(科学的根拠の)レベルが高いとされる研究は、偶然の可能性が低く信頼性が高いと評価でき、逆にエビデンスレベルが低いとされる研究は、偶然の可能性も高くなり信頼性が低くなります。

Ebm_2

このブログでは、この基準に基づいて、日本人の患児に対して信頼度の高い順に評価しています。

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